cover

あのとき始まったことのすべて

中村航

社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い…。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だったー。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。
thumbnail

中村航

中村 航(なかむら こう、1969年11月23日 - )は、日本の小説家。岐阜県大垣市出身。 == 人物・経歴 == 大垣市立北中学校、岐阜県立大垣北高等学校、芝浦工業大学工学部工業経営学科卒業。10代の頃はバンド活動をしており、歌詞や曲の創作活動が好きだった。卒業後、メーカー(公式サイトではF写真光機と記されている)に就職し、エンジニアとして働く。27歳の時にバンドを辞めたため時間を持て余し、友人に勧められて小説を書きはじめる。執筆活動に専念するため、1999年、29歳の時に退社。執筆することを中心に考え、合間に塾で勉強を教えたり、引っ越しをするなど、とにかく生活を変えていた。
誕生(1969-11-23) 1969年11月23日(50歳) 日本 岐阜県
職業小説家
最終学歴芝浦工業大学工学部工業経営学科卒業
代表作『100回泣くこと』(2005年)『トリガール!』(2012年)BanG
主な受賞歴第39回文藝賞(2002年)第26回野間文芸新人賞受賞(2004年)
デビュー作リレキショ(2002年)
公式サイト中村航公式サイト