指の骨
高橋 弘希
太平洋戦争中、南方戦線で負傷した一等兵の私は、激戦の島に建つ臨時第三野戦病院に収容された。最前線に開いた空白のような日々。私は、現地民から不足する食料の調達を試み、病死した戦友眞田の指の骨を形見に預かる。そのうち攻勢に転じた敵軍は軍事拠点を次々奪還し、私も病院からの退避を余儀なくされる。「野火」から六十余年、忘れられた戦場の狂気と哀しみを再び呼びさます衝撃作。
誕生 | (1979-12-08) 1979年12月8日(40歳) 日本 青森県十 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
最終学歴 | 文教大学文学部中国語中国文学科 |
活動期間 | 2014年 - |
ジャンル | 小説・純文学 |
代表作 | 『指の骨』(2015年)『送り火』(2018年) |
主な受賞歴 | 新潮新人賞(2014年)野間文芸新人賞(2017年)芥川龍之介賞(201 |
デビュー作 | 『指の骨』(2014年) |