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詩の玉手箱

三木卓/柚木沙弥郎

井伏鱒二のとぼけた味の詩、ブレイクの心おどる楽しい詩、谷川俊太郎のセクシュアルな詩、石垣りんの親を慕う切ない詩…シェークスピアから工藤直子まで意表をつくラインナップで揃えられた51編の名詩。春4月から冬3月まで季節をかみしめるように詩人が用意した言葉の世界に遊んでみませんか。

三木卓/柚木沙弥郎

三木 卓(みき たく、1935年5月13日 - )は、日本の小説家、詩人、翻訳家。日本芸術院会員。紫綬褒章。芸術院恩賜賞。 == 来歴・人物 == 本名、冨田三樹。東京に生まれるが、満洲日日新聞などの新聞記者だった父に連れられて一家で1937年(昭和12年)から1943年の2歳から小学校2年までの6年間、大連に移住して過ごす。かつて実業之日本社で児童文学の編集者をしていた父に与えられた少年少女文学集など多くの本に大きな影響を受ける。しかし敗戦で引き揚げを余儀なくされ、帰国途中で父、祖母らを亡くす。