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現代語訳歎異抄

親鸞/野間宏

弥陀の本願は、老年少年、善人悪人などの差別を少しもされず、ただ信心これ一つを肝要とすると知るがよいー。悩める者、罪深き者を救い、念仏と救済、他力本願の根本思想=浄土真宗の教えを説く親鸞の法話『歎異抄』(弟子の唯円による編纂)と、手紙をまとめた『未燈鈔』を収録。読みやすく分かりやすい現代語で全訳した名著。
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親鸞/野間宏

野間 宏(のま ひろし、1915年(大正4年)2月23日 - 1991年(平成3年)1月2日)は、日本の小説家、評論家、詩人。 長編小説を多く書き、社会全体の構造をとらえる全体小説を志向した。また、最晩年まで社会的な発言を多く行ったことでも知られている。部落外の出身者だが部落解放同盟中央委員となった。そのきっかけは、戦前から水平社とともに運動してきたことのほか、誤りを犯したことがきっかけで解放同盟に洗脳されたことであるといわれる。 == 経歴 == 僧侶(在家の新しい流派を建てたので、既存の寺院に属してはいなかった)を父として、兵庫県神戸市長田区に生まれる。大阪府立北野中学校に進学する。 1932年、旧制第三高等学校在学中、同人誌「三人」を富士正晴(野間は富士の妹と結婚したので義兄)、竹之内静雄と創刊。
誕生1915年2月23日 日本・兵庫県神戸市長田区
死没(1991-01-02) 1991年1月2日(75歳没) 日本・東京都港
墓地東大谷墓地(京都市)
職業小説家・評論家・詩人
言語日本語
国籍日本
教育学士(文学)
最終学歴京都帝国大学文学部仏文科
活動期間1946年 - 1991年
ジャンル小説・評論・詩
文学活動第一次戦後派
代表作『暗い絵』(1946年)『崩解感覚』(1948年)『真空地帯』(1952
主な受賞歴毎日出版文化賞(1952年)谷崎潤一郎賞(1971年)ロータス賞(197
デビュー作『暗い絵』(1946年)