地下へ/サイゴンの老人 ベトナム全短篇集
日野 啓三
小説家・日野啓三が誕生した場所ーベトナムに関わる全短篇を集成。一九六四年、新聞社の常駐特派員として戦乱の地・南ベトナムに赴任、民衆や兵士の悲惨に直面し、溶解する現実感覚を“小説”のかたちで表現することを決意。六六年、初の小説「向う側」を発表、その後連続して、ベトナム戦争を舞台に、形而上的想念を、虚構的、実験的な作品へと昇華。単行本未収録作品六篇を含む、貴重な一書。
誕生 | 1929年6月14日 日本・東京府豊多摩郡(現・東京都渋谷区) |
死没 | (2002-10-14) 2002年10月14日(73歳没) 日本・東京 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 東京大学文学部社会学科卒業 |
活動期間 | 1966年 - 2002年 |
ジャンル | 小説・評論 |
文学活動 | 内向の世代 |
代表作 | 『あの夕陽』(1975年)『夢の島』(1985年)『砂丘が動くように』( |
主な受賞歴 | 平林たい子文学賞(1974年)芥川龍之介賞(1975年)泉鏡花文学賞(1 |
デビュー作 | 『還れぬ旅』(1971年) |
配偶者 | あり |
子供 | 日野鋭之介(長男) |