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楠木正成(下)

北方謙三

潰えれば、死。壮絶なる覚悟を抱き決起した楠木一党は、正成の巧みな用兵により畿内各地で幕府の大軍を翻弄。ついには赤松円心、足利高氏らとともに京を奪還し、ここに後醍醐帝の建武新政が成就する。しかしー。大志を貫くも、苛酷な運命によって死地へと赴かざるを得なかった悪党・楠木正成の峻烈な生き様を迫力の筆致で描く歴史巨篇。

北方謙三

北方 謙三(きたかた けんぞう、1947年10月26日 -)は、日本の小説家。 == 略歴 == 佐賀県唐津市に生まれ、幼少時代を佐賀県で過ごす。実家は曾祖父の代から、唐津市で菓子屋を経営していた。父親は外国航路の船長だったため、会えるのは船が帰港する時だけ。その都度、神奈川県横浜市に会いに出かけていた。父親は、まだ幼く字が読めない謙三を児童書売り場に連れてゆくことが多く、挿絵を見て話を想像していたことが、後に物語を生む原体験となった。父親は作家という職業に否定的な発言をしていたが、後述するデビュー後の低迷時代の謙三に「10年間、同じ場所でじっと我慢していられたら、何かが出てくるもんだ」と励まし、また再デビュー後の作品を密かに買い揃えていた。小学校5年の時に、同県川崎市に転居。
誕生(1947-10-26) 1947年10月26日(73歳)佐賀県唐津市
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士(法学)
最終学歴中央大学法学部卒業
活動期間1970年 -
ジャンルハードボイルド、歴史小説
代表作『弔鐘はるかなり』(1981年) 『檻』(1983年) 『友よ、静かに瞑
主な受賞歴日本冒険小説協会大賞(1982年) 吉川英治文学新人賞(1982年) 日
デビュー作『明るい街へ』(1970年)