cover

凶刃改版

藤沢周平

好漢青江又八郎も今は四十代半ば、若かりし用心棒稼業の日々は遠い…。国元での平穏な日常を破ったのは、藩の陰の組織「嗅足組」解散を伝える密明を帯びての江戸出府だった。なつかしい女嗅足・佐知との十六年ぶりの再会も束の間、藩の秘密をめぐる暗闘に巻きこまれる。幕府隠密、藩内の黒幕、嗅足組ー三つ巴の死闘の背後にある、藩存亡にかかわる秘密とは?シリーズ第四作。

藤沢周平

藤沢 周平(ふじさわ しゅうへい、1927年(昭和2年)12月26日 - 1997年(平成9年)1月26日)は、日本の小説家。山形県鶴岡市出身。本名、小菅 留治(こすげ とめじ)。 江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説作品を多く残した。とくに、架空の藩「海坂藩(うなさかはん)」を舞台にした作品群が有名である。 長女遠藤展子は、エッセイスト。2010年(平成22年)4月29日、出身地の鶴岡市に「鶴岡市立藤沢周平記念館」が開館した。 == 来歴・人物 == === 生い立ち === 山形県東田川郡黄金村大字高坂字楯ノ下(現在の鶴岡市高坂)に生まれる。
誕生小菅 留治(こすげ とめじ)1927年(昭和2年)12月26日 日本・山
死没(1997-01-26) 1997年1月26日(69歳没) 日本・東京都
墓地日本・都営八王子霊園
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴山形師範学校
ジャンル時代小説
代表作『暗殺の年輪』(1973年)『たそがれ清兵衛』(1983年)『海鳴り』(
主な受賞歴オール讀物新人賞(1971年)直木三十五賞(1973年)吉川英治文学賞(
配偶者小菅 悦子(1959年 - 1963年)小菅 和子(1969年 - )
子供遠藤展子(先妻悦子の間に産まれた長女)