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奈緒と私の楽園

藤田 宜永

50歳の音楽プロデューサー、塩原達也のもとを突然訪ねてきた29歳の川原奈緒。セックスは苦手と言いながら、年上の俳優と不倫経験があり、男友達と二人で旅行にも出かけてしまう。理解できない奈緒の言動に達也は心を奪われるが、それは禁断の世界の入り口に過ぎなかった…。全裸で絵本を読み聞かせ子守唄を歌う不思議な女。禁断のプレイにはまった男を待つのは天国か、地獄か。あなたを子供に戻してあげたい。男が絶対に認めたくない欲望を直視した衝撃作。

藤田 宜永

藤田 宜永(ふじた よしなが、1950年4月12日 - 2020年1月30日)は、日本の小説家。別名義に入江 香。 == 来歴・人物 == 初期はフランスを舞台にしたフィルム・ノワールを思わせるような犯罪小説や冒険小説を手がける。その後、主に推理小説および恋愛小説を執筆するようになり、都会的なセンスと人情の機微を描く優れた心理描写で、熟年の愛を描いた『愛の領分』にて第125回直木賞を受賞。 妻は同じく直木賞作家である推理作家の小池真理子。夫婦で軽井沢に在住した。 2020年1月30日午前9時44分、右下葉肺腺がんのため長野県佐久市の病院で死去。69歳没。
誕生(1950-04-12) 1950年4月12日福井県福井市
死没(2020-01-30) 2020年1月30日(69歳没)長野県佐久市
職業小説家
国籍日本
活動期間1986年 - 2020年
ジャンル冒険小説・恋愛小説
代表作『愛の領分』(2001年)
主な受賞歴日本推理作家協会賞(1994年)直木三十五賞(2001年)吉川英治文学賞
デビュー作『野望のラビリンス』(1986年)
配偶者小池真理子