cover

彼女の恐喝

藤田宜永

都内の女子大に通う圭子は、出版社の編集者を目指す大学4年生。奨学金を利用し、六本木のクラブで働きながら、大学生活を送る。大型の台風が東京を襲った夜、マンションから男が飛び出してきた。クラブの客で、人材派遣会社社長の国枝だ。翌日ニュースを見ると、そのマンションで殺人事件が起きたという。就職が決まらず鬱屈していた圭子は、国枝に脅迫状を送る…。人々の感情が交錯し、火花を散らす犯罪×心理サスペンス!今勢いに乗る直木賞作家が贈る、大人の傑作エンターテインメント!!

藤田宜永

藤田 宜永(ふじた よしなが、1950年4月12日 - 2020年1月30日)は、日本の小説家。別名義に入江 香。 == 来歴・人物 == 初期はフランスを舞台にしたフィルム・ノワールを思わせるような犯罪小説や冒険小説を手がける。その後、主に推理小説および恋愛小説を執筆するようになり、都会的なセンスと人情の機微を描く優れた心理描写で、熟年の愛を描いた『愛の領分』にて第125回直木賞を受賞。 妻は同じく直木賞作家である推理作家の小池真理子。夫婦で軽井沢に在住した。 2020年1月30日午前9時44分、右下葉肺腺がんのため長野県佐久市の病院で死去。69歳没。
誕生(1950-04-12) 1950年4月12日福井県福井市
死没(2020-01-30) 2020年1月30日(69歳没)長野県佐久市
職業小説家
国籍日本
活動期間1986年 - 2020年
ジャンル冒険小説・恋愛小説
代表作『愛の領分』(2001年)
主な受賞歴日本推理作家協会賞(1994年)直木三十五賞(2001年)吉川英治文学賞
デビュー作『野望のラビリンス』(1986年)
配偶者小池真理子