まだ遠い光
天童荒太
浚介は游子の病室を訪れた。二つの心は、次第に寄り添ってゆく。山賀と大野は、哀しみを抱えた家の扉を叩く。ふたりの耳は、ただひとつの言葉を求めている。冬島母子をめぐり争い続けてきた、馬見原と油井。彼らの互いへの憎しみは、いま臨界点を迎えているー。悲劇によって結ばれた人びとは、奔流のなかで、自らの生に目覚めてゆく。永遠に語り継がれる傑作、第五部=完結篇。
誕生 | 栗田 教行 (1960-05-08) 1960年5月8日(60歳) 日本 |
職業 | 小説家、推理作家 |
言語 | 日本語 |
最終学歴 | 明治大学文学部演劇学科 |
活動期間 | 1986年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『家族狩り』『永遠の仔』『悼む人』 |
主な受賞歴 | 野性時代新人文学賞(1986年)日本推理サスペンス大賞優秀作(1994年 |
デビュー作 | 『白の家族』 |