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神の国に殉ず(上)

阿部牧郎

陸軍中将の父を持ち、自らも陸軍大臣として辣腕をふるった東条英機。苦学の末、海軍兵学校に入り、鈍重と評されながら連合艦隊司令長官、そして海軍大臣に上り詰めた米内光政。一方はA級戦犯として刑に処され、他方は終戦に尽力。東北という同じルーツを持ち、共に国家神道を信じた二人の軍人。彼らはなぜ戦い、その命運はどこで分かれたのか。圧巻の戦記文学登場!

阿部牧郎

阿部 牧郎(あべ まきお、1933年9月4日 - 2019年5月11日)は、日本の小説家。 == 概要 == 京都府出身、高校時代を父の出身地である秋田県花輪町(現在の鹿角市)で過ごした。父は東大卒の京都府職員。母の叔父に横山助成がいる。京都大学文学部フランス文学科卒。サラリーマン生活の傍ら作家活動に入り、1968年に『蛸と精鋭』が候補になって以後69~71年にかけて7回(61, 62, 64, 65, 67, 71回)直木賞候補になる。 1987年『それぞれの終楽章』で第98回直木賞受賞。処女作から受賞作までの悪戦苦闘の足跡を綴った自伝的小説に『大阪迷走記』(新潮社)がある。
誕生(1933-09-04) 1933年9月4日京都府
死没(2019-05-11) 2019年5月11日(85歳没)大阪府
言語日本語
国籍日本
最終学歴京都大学文学部フランス文学科
活動期間1968年 - 2019年