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ウェルカム トゥ パールハーバー(下)

西木 正明

順調に進んでいた日米和平交渉は、アメリカ側の突然の態度硬化で暗礁に乗り上げる。天城と江崎は日米交渉の裏で糸をひくイギリスの思惑を探るうち、ソ連の「スニェーク」なる作戦の存在を知る。英、米、中、ソの陰謀が絡み合い、確実に追い込まれていく日本。行き詰まる謀報戦の果てに天城と江崎は、壮大な謀略を突き止めるが…。封印されていた真珠湾攻撃の新事実を明らかにした畢生の大作。

西木 正明

西木 正明(にしき まさあき、1940年5月25日 -)は、日本の小説家。 == 来歴・人物 == 新潟県生まれ秋田県仙北郡西木村(現・仙北市)育ち。本名は鈴木正昭。1959年秋田県立秋田高等学校卒業。早稲田大学教育学部社会科中退。平凡出版(現マガジンハウス)に入社し『平凡パンチ』『週刊平凡』『ポパイ』等の編集に携わる。1980年に独立して作家活動開始。デビュー作『オホーツク諜報船』で日本ノンフィクション賞新人賞、1988年に「凍れる瞳」「端島の女」で第99回直木賞を受賞。