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阿修羅のごとく

向田 邦子

年老いた父に愛人がいた!四人の娘は対策に大わらわ。だが、彼女たちもそれぞれ問題を抱えていた。未亡人の長女は不倫中、次女は夫の浮気を疑い、三女は独身の寂しさに心がすさみ、四女はボクサーの卵と同棲、そして母は…肉親の愛憎を描き、家族のあり方を追求してきた著者の到達点ともいうべき力作。

向田 邦子

向田 邦子(むこうだ くにこ、1929年(昭和4年)11月28日 - 1981年(昭和56年)8月22日)は、テレビドラマ脚本家、エッセイスト、小説家。第83回直木賞を受賞。 週刊誌のトップ屋時代は幸田 邦子名義で執筆していた。共同ペンネーム「葉村彰子」の一員でもある。 == 略歴 == 東京府荏原郡世田ヶ谷町若林(現・東京都世田谷区若林)生まれ。父親は高等小学校を卒業したあと第一徴兵保険(東邦生命保険。現、ジブラルタ生命保険)に給仕として入社し、そこから幹部社員にまで登りつめた苦労人。なお転勤族であったため一歳で宇都宮に転居したのを初めとして、幼少時から高等女学校時代まで日本全国を転々としながら育つ。
誕生本名に同じ1929年11月28日 日本・東京府荏原郡世田ヶ谷町若林
死没(1981-08-22) 1981年8月22日(51歳没) 台湾・苗栗県
墓地多磨霊園
職業脚本家、随筆家、小説家
国籍日本
最終学歴実践女子専門学校(現実践女子大学)国文科卒業
代表作『寺内貫太郎一家』
主な受賞歴第83回直木賞