あ・うん
向田 邦子
つましい月給暮らしの水田仙吉と軍需景気で羽振りのいい中小企業の社長門倉修造との間の友情は、まるで神社の鳥居に並んだ一対の狛犬あ、うんのように親密なものであった。太平洋戦争をひかえた世相を背景に男の熱い友情と親友の妻への密かな思慕が織りなす市井の家族の情景を鮮やかに描いた著者唯一の長篇小説。
誕生 | 本名に同じ1929年11月28日 日本・東京府荏原郡世田ヶ谷町若林 |
死没 | (1981-08-22) 1981年8月22日(51歳没) 台湾・苗栗県 |
墓地 | 多磨霊園 |
職業 | 脚本家、随筆家、小説家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 実践女子専門学校(現実践女子大学)国文科卒業 |
代表作 | 『寺内貫太郎一家』 |
主な受賞歴 | 第83回直木賞 |