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文庫版 オジいサン

京極 夏彦

72歳の益子徳一は定年退職後、公団アパートで一人暮らし。誰かに優しく「オジいサン」と呼びかけられたことを思い出したり、大した用もないのに訪ねてくる田中電気の2代目と言い合いしたり、調子に乗って変な料理を作ったりー。1日1日をきちんと大事に、そしてあるがままに生きる徳一は、何気ない日常の中で、ささやかだけれど大切なことに気づいてゆく。ほっこり笑えてちょっぴり胸が温まる、連作短編集。

京極 夏彦

京極 夏彦(きょうごく なつひこ、1963年3月26日 -)は、日本の小説家、妖怪研究家、グラフィックデザイナー、アートディレクター。日本推理作家協会理事長。 世界妖怪協会・世界妖怪会議評議員(肝煎)、関東水木会会員、東アジア恠異学会会員。「怪談之怪」発起人の一人。 北海道小樽市出身。北海道倶知安高等学校卒業、専修学校桑沢デザイン研究所中退。代表作に『百鬼夜行シリーズ』、『巷説百物語シリーズ』など。株式会社大沢オフィス所属。
誕生(1963-03-26) 1963年3月26日(57歳)北海道小樽市
職業小説家
国籍日本
活動期間1994年 -
ジャンル推理小説・妖怪小説・時代小説
代表作百鬼夜行シリーズ巷説百物語シリーズ
主な受賞歴日本推理作家協会賞(1996年)泉鏡花文学賞(1997年)山本周五郎賞(
デビュー作『姑獲鳥の夏』(1994年)
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