神様のボート
江國香織
昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子”。必ず戻るといって消えたパパを待ってママとあたしは引越しを繰り返す。“私はあのひとのいない場所にはなじむわけにいかないの”“神様のボートにのってしまったから”-恋愛の静かな狂気に囚われた母葉子と、その傍らで成長していく娘草子の遙かな旅の物語。
誕生 | (1964-03-21) 1964年3月21日(56歳)[1] 日本・東 |
職業 | 小説家、翻訳家、詩人 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1985年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『きらきらひかる』(1991年)『落下する夕方』(1996年)『号泣する |
主な受賞歴 | 産経児童出版文化賞(1991年)坪田譲治文学賞(1991年)紫式部文学賞 |
親族 | 父:江國滋 |