赤目四十八瀧心中未遂
車谷長吉
「私」はアパートの一室でモツを串に刺し続けた。向いの部屋に住む女の背中一面には、迦陵頻伽の刺青があった。ある日、女は私の部屋の戸を開けた。「うちを連れて逃げてッ」-。圧倒的な小説作りの巧みさと見事な文章で、底辺に住む人々の情念を描き切る。直木賞受賞で文壇を騒然とさせた話題作。
誕生 | (1945-07-01) 1945年7月1日兵庫県飾磨市 |
死没 | (2015-05-17) 2015年5月17日(69歳没)東京都文京区[ |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 慶應義塾大学独文科 |
活動期間 | 1972年 - 2015年 |
ジャンル | 私小説・俳句 |
代表作 | 『鹽壺の匙』(1992年)『漂流物』(1996年)『赤目四十八瀧心中未遂 |
主な受賞歴 | 芸術選奨新人賞(1993年)三島由紀夫賞(1993年)平林たい子文学賞( |
デビュー作 | 「なんまんだあ絵」 |