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冬の伽藍

小池真理子

煉獄の中で、私は天上の果実を口に含んでいた…。夫を事故で失った高森悠子は、薬剤師として勤めることになった軽井沢の診療所で医師・兵藤義彦と出会う。彼もまた、妻の美冬を自殺で亡くしていた。義彦に恋心を抱きながら、好色なその義父・英二郎の誘いを拒みきれない悠子。エロス匂い立つ、長編恋愛小説。

小池真理子

小池 真理子(こいけ まりこ、1952年10月28日 -)は、日本の小説家、エッセイスト。夫は同じく小説家の藤田宜永。主な長編作品に『恋』『無伴奏』『水の翼』『瑠璃の海』『望みは何と訊かれたら』などがあり、「短編の名手」と謳われ、『妻の女友達』『水無月の墓』『怪談』など、短編集も多く上梓している。山本周五郎賞、島清恋愛文学賞、渡辺淳一文学賞選考委員。 == 来歴・人物 == 1952年、東京都中野区に、父・小池清泰と母・増子の長女として生まれる。父・清泰は、東北帝国大学を卒業後、昭和石油に勤務しており、またロシア文学、ドイツ文学に傾倒していたため、多くの蔵書があり、朝日歌壇への投稿歴がある。。1959年、大田区立久原小学校に入学。ピアノを習い始める。
誕生(1952-10-28) 1952年10月28日(68歳) 東京都中野区
職業小説家エッセイスト
言語日本語
国籍日本
教育学士(文学)
最終学歴成蹊大学文学部英米文学科卒業
活動期間1978年 -
ジャンル恋愛小説ミステリーホラーエッセイ
代表作『恋』(1995年)『欲望』(1997年)『沈黙のひと』(2012年)
主な受賞歴日本推理作家協会賞短編部門(1989年)直木三十五賞(1995年)島清恋
デビュー作『知的悪女のすすめ』
配偶者藤田宜永(1984年 - 2020年)[注 1]