恋
小池真理子
1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放な結びつきに惹かれ、倒錯した関係に陥っていく。が、一人の青年の出現によって生じた軋みが三人の微妙な均衡に悲劇をもたらした…。全編を覆う官能と虚無感。その奥底に漂う静謐な熱情を綴り、小池文学の頂点を極めた直木賞受賞作。
誕生 | (1952-10-28) 1952年10月28日(68歳) 東京都中野区 |
職業 | 小説家エッセイスト |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 成蹊大学文学部英米文学科卒業 |
活動期間 | 1978年 - |
ジャンル | 恋愛小説ミステリーホラーエッセイ |
代表作 | 『恋』(1995年)『欲望』(1997年)『沈黙のひと』(2012年) |
主な受賞歴 | 日本推理作家協会賞短編部門(1989年)直木三十五賞(1995年)島清恋 |
デビュー作 | 『知的悪女のすすめ』 |
配偶者 | 藤田宜永(1984年 - 2020年)[注 1] |