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小説をめぐって

井上 ひさし

多彩な創作活動を繰り広げ、多くの著書を遺した井上ひさし。でも、新聞・雑誌等で好評を得ながら、まだ著書に収められていない作品が多数あるのです。その中からエッセイを選び抜き、テーマ別の三冊に編みました。これぞ鉱脈から発掘された「お宝エッセイ」。井上ひさしは小説を「書く」「読む」の両方に情熱を注ぎました。本書には、創作の原点である山形小松・仙台のこと、書評・文庫解説、同時代の作家との交友、自作に関する「作者のことば」などを収録。稀代の作家は、どのように書き、どのように読んだのか。「小説」と向き合う、真摯な姿勢が明らかになります。

井上 ひさし

井上 ひさし(いのうえ ひさし、1934年11月16日 - 2010年4月9日)は、日本の小説家、劇作家、放送作家である。文化功労者、日本藝術院会員。本名は井上 廈(いのうえ ひさし)。1961年から1986年までの本名は内山 廈(うちやま ひさし)。遅筆堂(ちひつどう)を名乗ることもあった。 日本劇作家協会理事、社団法人日本文藝家協会理事、社団法人日本ペンクラブ会長(第14代)などを歴任した。晩年は自身の蔵書を収蔵した遅筆堂文庫を造り、運営した。(後述) 先妻は西舘代志子。
誕生井上 廈(いのうえ ひさし) (1934-11-16) 1934年11月
死没(2010-04-09) 2010年4月9日(75歳没)[1] 日本 神
職業小説家劇作家放送作家
国籍日本
教育学士
最終学歴上智大学仏語科
活動期間1964年 - 2010年
ジャンル小説戯曲随筆
代表作『ひょっこりひょうたん島』(1964年 - 1969年、人形劇)『手鎖心
主な受賞歴岸田國士戯曲賞(1972年)芸術選奨新人賞(1972年)直木三十五賞(1
配偶者西舘代志子(1961年 - 1986年)
子供井上都(元こまつ座主宰)井上綾(編集者[2])石川麻矢(こまつ座社長)
親族井上マス(実母)米原章三(義祖父)米原昶(岳父)米原万里(義姉)