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史疑徳川家康新版

村岡素一郎/榛葉英治

明治後期、徳川家康の謎を追った村岡素一郎の著作『史疑徳川家康事蹟』闇に葬られた書物に六十年ぶりに光をあてた外孫の直木賞作家・榛葉英治初版以来多くの作家に影響を与え続けた名著がより読みやすくなって復活。戦国ファン待望の「新版」刊行。

村岡素一郎/榛葉英治

榛葉 英治(しんば えいじ、1912年10月21日 - 1999年2月20日)は、日本の小説家である。 == 来歴・人物 == 静岡県掛川市生まれ。静岡県立掛川中学校(現在の静岡県立掛川西高等学校)を経て、早稲田大学英文科卒業。満州国外交部に勤める。敗戦後引き揚げ、仙台市の東北連絡調整事務局に勤務したが、1948年、辞職、上京して創作活動に専念、多くの通俗小説を書く。初期作品に『渦』『淵』『流れ』三部作がある。1958年の『赤い雪』は敗戦時の満洲の混乱を描き、直木賞受賞。 外祖父の村岡素一郎は民間史論家で、徳川家康の出自に関して独自の研究を行った。