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英語屋さん

源氏 鶏太

入社10年の風間京太は、気難しい社長の出張に随行を命じられた。お眼鏡に適えば、大出世。機嫌を損ねたら、お先真っ暗。社長は現地にいる元愛人との逢瀬を企んでいるが、夫人からは二人の密会を阻止せよ、と厳命されており…。風間の選択は!?(「随行さん」)ほか、サラリーマンの哀歓を描く全10編。不条理な職場や理不尽な上司に喘ぐ、若い読者こそ必読。働き方のヒントは、昭和の名作にあった!
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源氏 鶏太

源氏 鶏太(げんじ けいた、1912年(明治45年)4月19日 - 1985年(昭和60年)9月12日 )は、日本の小説家。富山市出身。旧制富山商業学校(現・富山県立富山商業高等学校)卒。本名、田中富雄。 住友合資会社勤務の傍ら小説を書き始め、『英語屋さん』ほか2編で直木賞受賞。『三等重役』『停年退職』『天上大風』など、長いサラリーマン生活からの体験に基づいたユーモア小説で人気を博した。戦後の昭和を代表するベストセラー作家の一人である。映画化された作品も多い。
誕生1912年4月19日富山県富山市
死没(1985-09-12) 1985年9月12日(73歳没) 日本 東京都
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴富山商業学校
代表作『英語屋さん』(1951年)『三等重役』(1951-52年)『天上大風』
主な受賞歴直木三十五賞(1951年)吉川英治文学賞(1971年)紫綬褒章(1976
デビュー作「村の代表選手」(花田春樹名義)(1934年)