栄光の岩壁(上巻)改版
新田次郎
戦前に幼少時を過した竹井岳彦は18歳のとき八ヶ岳で遭難し、凍傷によって両足先の大半を失う。戦後の荒廃した雰囲気の中で、青春を賭けるものは山しかないと考えた岳彦は、鴨居からロープを吊して、まず歩行訓練をはじめる。やがて“ない足”を甦らせて、未登攀の岩壁をつぎつぎと征服し、強烈な意志の力と不屈の闘魂によって日本一のクライマーにまで成長していく…。
誕生 | 1912年6月6日 長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市) |
死没 | (1980-02-15) 1980年2月15日(67歳没) 東京都武蔵野 |
墓地 | 正願寺(長野県諏訪市) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 無線電信講習所本科修了電機学校卒業 |
代表作 | 『強力伝』(1955年)『孤高の人』(1969年)『八甲田山死の彷徨』( |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1956年)吉川英治文学賞(1974年)紫綬褒章(1979 |
配偶者 | 藤原てい(妻) |
子供 | 藤原正彦(次男) |
親族 | 藤原咲平(伯父) |