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平清盛

村上元三

腐敗した貴族政治を打破し、はじめて武士が中心の新しい時代へと変化させた英雄の生涯を描く長編小説。十七歳で瀬戸内の海賊を破り、源義朝との武門の覇権争いに勝ち抜いた清盛は、宋との貿易、福原遷都、娘の徳子が高倉天皇の中宮になるなど型破りな手法で軍事、政治、経済を掌握し、新しい世の中を創り始める。そんな折、一度は助命した源頼朝が伊豆で挙兵したとの報が届くのであった…。
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村上元三

村上 元三 (むらかみ げんぞう、1910年3月14日 - 2006年4月3日) は、日本の小説家。 == 経歴・人物 == 朝鮮半島の江原道元山生まれ。青山学院中等部卒。 1934年、「サンデー毎日」懸賞小説で選外佳作となった『利根の川霧』でデビュー。浅草の剣戟俳優・梅沢昇の脚本を書いているうち、梅沢の紹介で小説家・劇作家の長谷川伸を知り、師事する。 1941年には長谷川主催の雑誌「大衆文芸」に掲載された、『上総風土記』で直木賞受賞。 戦後に朝日新聞夕刊に当時タブーであった剣豪小説『佐々木小次郎』を1年程掲載。大衆文学復興の旗手となる。
誕生(1910-03-14) 1910年3月14日 日本統治下朝鮮 江原道元
死没(2006-04-03) 2006年4月3日(96歳没) 日本 東京都世
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴青山学院中等部
活動期間1934年 - 2006年
ジャンル大衆文学
代表作『源義経』『佐々木小次郎』『次郎長三国志』『松平長七郎旅日記』
主な受賞歴直木賞(1941年)
デビュー作『利根の川霧』