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私をくいとめて

綿矢りさ

黒田みつ子、もうすぐ33歳。一人で生きていくことに、なんの抵抗もない。だって、私の脳内には、完璧な答えを教えてくれる「A」がいるんだから。私やっぱり、あの人のこと好きなのかな。でも、いつもと違う行動をして、何かが決定的に変わってしまうのがこわいんだー。感情が揺れ動かないように、「おひとりさま」を満喫する、みつ子の圧倒的な日常に、共感必至!同世代の気持ちを描き続けてきた、綿矢りさの真骨頂。初の新聞連載。
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綿矢りさ

綿矢 りさ(わたや りさ、1984年(昭和59年)2月1日 - )は、日本の小説家。 == 経歴 == 京都府京都市生まれ。父は着物会社に勤めるサラリーマン、母は英語教師という家庭環境にて育つ。 京都市立紫野高等学校在学中に「インストール」で第38回文藝賞受賞。受賞当時17歳であり、第18回(1981年(昭和56年))の堀田あけみ(『アイコ十六歳』)以来20年ぶりの最年少タイ記録として話題となった。同作品で2002年(平成14年)に第15回三島由紀夫賞候補。選考委員の福田和也、島田雅彦より高い評価を受ける。同作品の単行本は、2年後の芥川龍之介賞受賞や映画化の効果も相まって、2008年(平成20年)までに70万部が発行されるベストセラーとなった。
誕生山田 梨沙(やまだ りさ) (1984-02-01) 1984年2月1日
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士
最終学歴早稲田大学教育学部国語国文科
活動期間2001年 -
ジャンル小説
代表作『インストール』(2001年)『蹴りたい背中』(2003年)
主な受賞歴文藝賞(2001年)芥川龍之介賞(2004年)大江健三郎賞(2012年)
デビュー作『インストール』(2001年)
配偶者あり(2014年 - )
公式サイト東京コンサーツ 綿矢りさ