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塔と重力

上田 岳弘

予備校仲間と勉強合宿のさなか、阪神大震災で初恋の相手とともに、倒壊したホテルに生き埋めとなった僕は、ひとり生還したのち、失われた彼女の記憶を抱えて生きていた。20年後、Facebookを通じて再会した大学の旧友は、そんな僕に、「今日は美希子を呼んでいるんだ」と持ちかけた。表題作と響きあう2つの短篇併録。

上田 岳弘

上田 岳弘(うえだ たかひろ、1979年2月26日 - )は日本の小説家。 == 来歴 == 兵庫県明石市出身。兵庫県立明石西高等学校を経て、早稲田大学法学部卒業。大学卒業後、法人向けソリューションメーカーの立ち上げに参加し、その後役員となる。 2013年、「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞しデビュー。 第28回三島由紀夫賞の選考において、又吉直樹著『火花』(第153回芥川龍之介賞受賞作)との決選投票の末に、「私の恋人」への授賞が決定。 朝日新聞紙上での松浦寿輝と鴻巣友季子との対談「ノーベル賞を語り合う」において、両氏が上田の名前を挙げ、中でも松浦は「卑近な現実から離陸して、観念の高みまで想像力を飛ばそうという意気込みが感じられ」るとし、その作風を評し「新超越派と名付けた」ことを明かした。 2016年、国際文芸誌〈Granta〉日本語版にて「Best of Young Japanese Novelists 2016」に選出される。
誕生(1979-02-26) 1979年2月26日(41歳) 日本・兵庫県明
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士(法学)
最終学歴早稲田大学法学部
活動期間2013年 -
ジャンル小説
代表作『私の恋人』(2015年)
主な受賞歴新潮新人賞(2013年)三島由紀夫賞(2015年)芸術選奨新人賞(201
デビュー作「太陽」(2013年)