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異郷の友人

上田岳弘

阪神大震災を予言し、信者を増やす淡路島の新興宗教。イザナキ、イザナミの国生みの地で、新たな世界創世を説く教祖のもと、アメリカ西海岸から謎の天才ハッカー集団が訪ねてくる。彼らは何を企んでいるのか。すべてを見通す僕とは、いったい何者か?世界のひずみが臨界点に達したとき、それは起きた。世界の終末の、さらに先に待つ世界を問う、大注目の新鋭の集大成!芥川賞候補作。

上田岳弘

上田 岳弘(うえだ たかひろ、1979年2月26日 - )は日本の小説家。 == 来歴 == 兵庫県明石市出身。兵庫県立明石西高等学校を経て、早稲田大学法学部卒業。大学卒業後、法人向けソリューションメーカーの立ち上げに参加し、その後役員となる。 2013年、「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞しデビュー。 第28回三島由紀夫賞の選考において、又吉直樹著『火花』(第153回芥川龍之介賞受賞作)との決選投票の末に、「私の恋人」への授賞が決定。 朝日新聞紙上での松浦寿輝と鴻巣友季子との対談「ノーベル賞を語り合う」において、両氏が上田の名前を挙げ、中でも松浦は「卑近な現実から離陸して、観念の高みまで想像力を飛ばそうという意気込みが感じられ」るとし、その作風を評し「新超越派と名付けた」ことを明かした。 2016年、国際文芸誌〈Granta〉日本語版にて「Best of Young Japanese Novelists 2016」に選出される。
誕生(1979-02-26) 1979年2月26日(41歳) 日本・兵庫県明
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士(法学)
最終学歴早稲田大学法学部
活動期間2013年 -
ジャンル小説
代表作『私の恋人』(2015年)
主な受賞歴新潮新人賞(2013年)三島由紀夫賞(2015年)芸術選奨新人賞(201
デビュー作「太陽」(2013年)