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しのびよる破局 生体の悲鳴が聞こえるか
辺見 庸
世界同時不況、格差と無意識の荒み、価値観の破壊、扁平なデジタル化、パンデミック、温暖化ー様々な危機が重層的に拡大している今、私たちは何を目指して生きていくのか。いまだかつてないこの奈落の底で人智は光るのか否か。著者は、資本主義・民主主義の末期的実相に迫り、悪の正体をつかみ、より深い思索へと切り込んだ。道なき道の光明となる強靱な提言の数々。NHK番組ETV特集の独白に加筆した衝撃の名著。
辺見 庸
辺見 庸(へんみ よう、1944年(昭和19年)9月27日 - 、本名:辺見 秀逸)は、日本の作家、ジャーナリスト、詩人。元共同通信記者。1991年、「自動起床装置」で第105回芥川賞受賞。 == 略歴 == 宮城県石巻市南浜町出身。宮城県石巻高等学校を経て、早稲田大学第二文学部社会専修卒業。共同通信社に入社し、外信部のエース記者として知られた。北京、ハノイ特派員などを務め、北京特派員時代の1979年(昭和54年)には『近代化を進める中国に関する報道』により新聞協会賞を受賞。1987年(昭和62年)、2度目となる北京特派員を務めた際、胡耀邦総書記辞任に関連した中国共産党の機密文書をスクープし、中国当局から国外退去処分を受けた。
瓦礫の中から言葉を
3・11後、ますますあらわになる言語の単純化・縮小・下からの...
ゆで卵
日本中を震撼させたあの朝、「俺」は何を見て、何をしたのか…。...
水の透視画法
日常に兆すかすかな気配を感じて、作家は歩き、かんがえつづける...
しのびよる破局
大反響のNHK・ETV特集を再構成、大幅補充。金融恐慌、地球...
1★9★3★7
ニッポンジンはなにをし、なにをしなかったのか?おどろくべき「...
月
ニッポンに巣くう底知れぬ差別。良識をきどった悪意。“浄化”と...
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自分自身への審問
「市場ほど暴力的なものはない。私は、世界市場に民主的な殺戮シ...
いまここに在ることの恥
国家は人の内面に平気で入りこみ、資本、市場、マスメディアと情...
反逆する風景
死と滅亡のパンセ
たんば色の覚書 私たちの日常
私たちは今、他者の痛みにまで届く想像力の射程をもちえているだ...
もう戦争がはじまっている
歴史を転覆して戦争へとひた走る権力に対し、「民主的な国民運動...
絶望という抵抗
侵略の歴史の無化。軍事国家への爆走と迫りくる戦争。人間が侮辱...
沖縄と国家
太平洋戦争中、地上戦で20万人以上の犠牲者を出した沖縄。本土...
愛と痛み
死刑を本当に執行しているのは誰なのか?「国家による殺人」であ...
明日なき今日
エンプティ!恐怖の因は「乱」である以上に「虚」である。いま、...
完全版 1★9★3★7 イクミナ (上)
1937年中国で父祖たちはどのように殺し、強姦し、略奪したか...