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ゆで卵
辺見庸
日本中を震撼させたあの朝、「俺」は何を見て、何をしたのか…。死と性愛、記憶とにおいが重奏する、どこまでも不埓で無常な物語。地下鉄サリン事件の現場に居合わせた著者の実体験に基づく問答無用の話題作、ゆで卵。ほか、くずきり するめ ホヤ プリン ゲンゴロウ コンソメ ハンバーガーー食物からはじまる男と女の、そぞろ哀しく、妖しい出逢いとエロスを描いた傑作小説21篇を収録。著者による自作解説つき。
辺見庸
辺見 庸(へんみ よう、1944年(昭和19年)9月27日 - 、本名:辺見 秀逸)は、日本の作家、ジャーナリスト、詩人。元共同通信記者。1991年、「自動起床装置」で第105回芥川賞受賞。 == 略歴 == 宮城県石巻市南浜町出身。宮城県石巻高等学校を経て、早稲田大学第二文学部社会専修卒業。共同通信社に入社し、外信部のエース記者として知られた。北京、ハノイ特派員などを務め、北京特派員時代の1979年(昭和54年)には『近代化を進める中国に関する報道』により新聞協会賞を受賞。1987年(昭和62年)、2度目となる北京特派員を務めた際、胡耀邦総書記辞任に関連した中国共産党の機密文書をスクープし、中国当局から国外退去処分を受けた。
瓦礫の中から言葉を
3・11後、ますますあらわになる言語の単純化・縮小・下からの...
ゆで卵
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水の透視画法
日常に兆すかすかな気配を感じて、作家は歩き、かんがえつづける...
しのびよる破局
大反響のNHK・ETV特集を再構成、大幅補充。金融恐慌、地球...
1★9★3★7
ニッポンジンはなにをし、なにをしなかったのか?おどろくべき「...
月
ニッポンに巣くう底知れぬ差別。良識をきどった悪意。“浄化”と...
しのびよる破局 生体の悲鳴が聞こえるか
世界同時不況、格差と無意識の荒み、価値観の破壊、扁平なデジタ...
自分自身への審問
「市場ほど暴力的なものはない。私は、世界市場に民主的な殺戮シ...
いまここに在ることの恥
国家は人の内面に平気で入りこみ、資本、市場、マスメディアと情...
反逆する風景
死と滅亡のパンセ
たんば色の覚書 私たちの日常
私たちは今、他者の痛みにまで届く想像力の射程をもちえているだ...
もう戦争がはじまっている
歴史を転覆して戦争へとひた走る権力に対し、「民主的な国民運動...
絶望という抵抗
侵略の歴史の無化。軍事国家への爆走と迫りくる戦争。人間が侮辱...
沖縄と国家
太平洋戦争中、地上戦で20万人以上の犠牲者を出した沖縄。本土...
愛と痛み
死刑を本当に執行しているのは誰なのか?「国家による殺人」であ...
明日なき今日
エンプティ!恐怖の因は「乱」である以上に「虚」である。いま、...
完全版 1★9★3★7 イクミナ (上)
1937年中国で父祖たちはどのように殺し、強姦し、略奪したか...