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雨にもまけず粗茶一服<上>

松村 栄子

友衛遊馬、18歳。弓道、剣道、茶道を伝える武家茶道坂東巴流の嫡男でありながら、「これからは自分らしく生きることにしたんだ。黒々した髪七三に分けてあんこ喰っててもしょうがないだろ」と捨て台詞を残して出奔。向かった先は、大嫌いなはずの茶道の本場、京都だったー。個性豊かな茶人たちにやりこめられつつ成長する主人公を描く、青春エンターテイメント前編。

松村 栄子

松村 栄子(まつむら えいこ、1961年7月3日 - )は、日本の小説家。 == 経歴 == 静岡県生まれ。福島県立磐城女子高等学校、筑波大学比較文化学類卒業。同大学院教育学研究科中退。出版社、コンピュータソフト商社勤務を経て、1990年「僕はかぐや姫」で海燕新人文学賞受賞、同作品で三島由紀夫賞候補。「至高聖所(アバトーン)」で1991年度下半期(1992年1月)芥川龍之介賞を受賞。 その後、ファンタジー小説『紫の砂漠』とその続編『詩人の夢』や、自身の趣味である茶道を題材としたユーモア青春小説『雨にもまけず粗茶一服』『風にもまけず粗茶一服』などを書く。夫は万葉学者で京都光華女子大学教授の朝比奈英夫。
誕生(1961-07-03) 1961年7月3日(59歳) 日本・静岡県
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士
最終学歴筑波大学比較文化学類卒業筑波大学大学院教育学研究科中退
活動期間1990年-
ジャンル小説
代表作『至高聖所(アバトーン)』(1991年))[1][2]
主な受賞歴海燕新人文学賞(1990年)芥川龍之介賞(1992年)[1][2]
デビュー作『僕はかぐや姫』(1990年)
配偶者朝比奈英夫(日本文学者)