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『吾輩は猫である』殺人事件

奥泉光

時は一九〇六年、魔都・上海。あの「猫」は生きていたー「吾輩」の主人・苦沙弥先生殺害事件の謎を解くために、英吉利猫のホームズ、ワトソンも加わり、猫たちの冒険が始まる。夏目漱石『吾輩は猫である』でおなじみの寒月、迷亭、東風、そして三毛子、さらには宿敵・バスカビル家の狗も登場。謎が謎を呼ぶ超弩級の猫ミステリー。

奥泉光

奥泉 光(おくいずみ ひかる、1956年2月6日 -)は、日本の小説家。近畿大学文芸学部教授。 == 来歴 == 山形県東田川郡三川町出身。埼玉県立川越高等学校、国際基督教大学 (ICU) 教養学部人文科学科卒。同大学院修士課程修了(博士課程中退)。当初は研究者を目指しており、研究者時代の共訳書に『古代ユダヤ社会史』(G・キッペンベルク著、教文館)がある。師は並木浩一、大塚久雄。 1986年にすばる文学賞に応募した「地の鳥天の魚群」が最終候補になり、後に「すばる」に掲載され小説家としてデビュー。
誕生奥泉 康弘(おくいずみ やすひろ) (1956-02-06) 1956年
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育修士
最終学歴国際基督教大学大学院
活動期間1986年 -
ジャンル小説
代表作『石の来歴』(1993年)『「吾輩は猫である」殺人事件』(1996年)『
主な受賞歴野間文芸新人賞(1993年)芥川龍之介賞(1994年)野間文芸賞(200
デビュー作『地の鳥天の魚群』(1986年)