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30代作家が選ぶ太宰治

太宰 治/朝吹 真理子

「ときどき何だか恋しくなって、うっかりページをひらいてしまう」(朝吹真理子選「親友交歓」)、「悲嘆にくれながら笑い、怒りながらおどける。背反を抱え、そのまま抱きしめ続ける人」(滝口悠生選「葉」)、「儚くて、かわいくて、切実で」(西加奈子選「皮膚と心」)-三十八歳で歿した太宰の短篇を、七人の現代作家が同世代の眼で選んだ作品選。

太宰 治/朝吹 真理子

朝吹 真理子(あさぶき まりこ、1984年12月19日 - )は、日本の小説家。 == 経歴 == 東京都出身。慶應義塾大学大学院文学研究科国文学専攻修士課程修了。近世歌舞伎を専攻し、修士論文のテーマは鶴屋南北。 吉増剛造を囲む会にてスピーチしたところ、それを聞いていた編集者から小説を書くよう熱心に勧められた。それをきっかけに、小説家としてのデビュー作「流跡」を『新潮』2009年10月号に発表、2010年、堀江敏幸の選考で第20回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2011年、「きことわ」(『新潮』9月号)で、第144回芥川龍之介賞(平成22年度下半期)受賞。 大学院で修士号を取得したあとは、博士課程には進学せず、専業の作家として活動している。
誕生(1984-12-19) 1984年12月19日(35歳) 東京都
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育修士(文学)(慶應義塾大学・2011年)
最終学歴慶應義塾大学大学院国文科修了
活動期間2009年 -
ジャンル小説
代表作『きことわ』(2010年)
主な受賞歴ドゥマゴ文学賞(2010年)芥川龍之介賞(2011年)
デビュー作『流跡』(2009年)
配偶者渡邉康太郎
親族朝吹英二(高祖父)長岡外史(高祖父)久原房之助(高祖父)朝吹常吉(曾祖父
公式サイト朝吹真理子|新潮社