裸の王様/流亡記改版
開高健/開高健
無口で神経質そうな少年・太郎が、ぼくの画塾へと連れられてきた。太郎の父は画材会社を経営しているが、彼が描くのは電車やチューリップの絵ばかり。人間が1枚も描かれていないスケッチブックに彼の孤独を見たぼくは…。閉ざされた少年の心にそっとわけいり、いきいきとした感情を引き出すまでを緻密に描いた芥川賞受賞作「裸の王様」ほか3編。世間を真摯なまなざしで切り取った、行動する作家・開高健の初期傑作集。
誕生 | 1930年12月30日 日本 大阪市天王寺区 |
死没 | (1989-12-09) 1989年12月9日(58歳没) 日本 東京都 |
墓地 | 円覚寺 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(法学) |
最終学歴 | 大阪市立大学法文学部 |
活動期間 | 1957年 - 1989年 |
ジャンル | 小説・随筆 |
代表作 | 『パニック』(1957年)『裸の王様』(1957年)『日本三文オペラ』( |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1958年)毎日出版文化賞(1968年)川端康成文学賞(1 |
デビュー作 | 『パニック』(1957年) |