小屋を燃す
南木 佳士
思い起こされる幼年時代、患者の最期を看取る医療と作家業の両立の無理からの発病…その日その日を生きのびるために、畔を歩き、四股を踏む。たぶん、答えはあらかじめからだのなかに用意されていたのだろう。南木物語の終章。信州の総合病院を定年退職した。同時代の男たちとイワナをつかみ獲り、小屋を造って集い、語り、そして燃す。生死のあわいをおだやかに見つめる連作短篇集ー医師として生死を誠実に見守りつづけた著者にしか描きえぬ、幽明境を異にした者たちとの饗宴。充実の最新作品集。
誕生 | 霜田 哲夫 (1951-10-13) 1951年10月13日(69歳) |
職業 | 小説家医師 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 秋田大学医学部卒業 |
代表作 | 『ダイヤモンドダスト』『阿弥陀堂だより』 |
主な受賞歴 | 第53回文学界新人賞(1981年)第100回芥川賞(1989年)第36回 |
デビュー作 | 「破水」(1981年) |
活動期間 | 1981年 - |
配偶者 | あり |