花と龍 上
火野 葦平
明治の終り、故郷を追われ北九州若松港に流れてきた男と女。二人は最下層の荷役労働者となり、度胸と義侠心で荒くれ男を束ね、波止場の暴力と闘う。男は玉井金五郎、女はマン。男の胸の彫青は昇り龍に菊の花。港湾労働の近代化を背景に展開する波乱万丈の物語。著者は本名玉井勝則、金五郎・マンの長男、実名で登場する。
誕生 | 玉井勝則 (1907-01-25) 1907年1月25日福岡県遠賀郡若松 |
死没 | (1960-01-24) 1960年1月24日(52歳没)福岡県若松市( |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
最終学歴 | 早稲田大学英文科中退 |
代表作 | 『糞尿譚』『麦と兵隊』『花と竜』 |
主な受賞歴 | 芥川賞日本芸術院賞 |