風にそよぐ葦(下)
石川達三
戦局が敗色濃くなるにつれ、軍部と政府の弾圧は苛烈さを増し、「新評論」は、いよいよ四面楚歌に追い込まれる。日米開戦前夜から戦後の日本国憲法施行に至るまでを時代背景に、出版社社長の葦沢悠平とその家族の苦難を描いた社会小説の大作。下巻では、戦争末期から戦後まで、時世の激しい振幅にひたすら翻弄される人々の姿を追う。
誕生 | 1905年7月2日 日本・秋田県平鹿郡横手町(現・横手市) |
死没 | (1985-01-31) 1985年1月31日(79歳没) 日本・東京都 |
墓地 | 神奈川県平塚市那由侘の里 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 早稲田大学英文科中退 |
活動期間 | 1931年 - 1985年 |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『蒼氓』(1935年)『日蔭の村』(1937年)『生きてゐる兵隊』(19 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1935年)菊池寛賞(1969年) |
デビュー作 | 『最近南米往来記』(1931年) |