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焼け跡の高校教師
大城 立裕
戦後占領下の沖縄。大学を中退し米軍諜報機関の翻訳作業についた私は、仕事に倦んで教師へと職を変えた。赴任先は、校舎も教科書もない高校。だが、日本の影響を受けないここで、国語ではなく“文学”を教えたい。自分の創作戯曲を生徒達に演じさせようと考える。物はないが、もう戦争はないという開放感に満ち溢れた時代の少年少女と教師を描く。著者が自分の一番輝いていた時と回想する自伝的小説。
大城 立裕
大城 立裕(おおしろ たつひろ、1925年9月19日 - 2020年10月27日)は、日本の小説家。 == 来歴 == 沖縄県中城村出身。1943年、上海の東亜同文書院大学に入学し、1946年、敗戦により中退。高校教師を経て琉球政府、引き続き沖縄県庁の職員となり、主に経済・歴史編集畑を歩む。1967年、『カクテル・パーティー』で芥川賞を受賞し、沖縄初の芥川賞作家となる。「沖縄」の矛盾と苦しみと誇りをみつめた小説、戯曲やエッセーなど多くの作品を発表した。県の文化行政にも積極的に関わり、1983年から1986年まで沖縄県立博物館長を務めた。 2020年10月27日、死去。
小説 琉球処分(下)
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対馬丸
昭和19年8月22日の夜、鹿児島県の南、悪石島近付で7千トン...
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あなた
沖縄に暮らし続けてきた作家の日々。92歳の「いま」が、静かに...
レールの向こう
沖縄に生きて、その風土を呼吸しながら「沖縄の私小説」を書いて...
大城立裕全集