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死者との対話

石原 慎太郎

インパール作戦で多数の戦友を失った男が戦後にとった行動とは?(『暴力計画』)。死に直面する作家が自在なリズムで自己と対話する(『-ある奇妙な小説ー老惨』)。末期患者と看護人の間に芽生えた奇妙な友情(『死者との対話』)。ある少女を襲った残酷な運命(『いつ死なせますか』)。切れ味の鋭い掌編の連打(『噂の八話』)。「これは私の一生を通じて唯一の私小説だ」(『死線を超えて』)。ヨットレースを引退した男の胸に去来するものは(『ハーバーの桟橋での会話』)。齢87を迎え、死と直面する自らをも捉える作家の冷徹な眼ー珠玉の七編。
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石原 慎太郎

石原 慎太郎(いしはら しんたろう、旧字体:石原 愼太郎、1932年〈昭和7年〉9月30日 - )とは、日本の作家、元政治家。 参議院議員(1期)、環境庁長官(第8代)、運輸大臣(第59代)、東京都知事(第14代・第15代・第16代・第17代)、衆議院議員(9期)、日本維新の会代表、共同代表、次世代の党最高顧問を歴任した。 == 概説 == 兵庫県神戸市生まれ。神奈川県立湘南高等学校、一橋大学法学部卒業。 一橋大学では社会心理学の南博ゼミに所属。大学在学中の1956年(昭和31年)に文壇デビュー作である『太陽の季節』が第34回芥川賞を受賞、「太陽族」が生まれる契機となる。また、同作品の映画化では弟・裕次郎をデビューさせた。作家としては他に芸術選奨文部大臣賞、平林たい子文学賞などを受賞。
生年月日(1932-09-30) 1932年9月30日(88歳)
出生地日本 兵庫県神戸市須磨区
出身校一橋大学社会学部卒業
所属政党(自由民主党→)(無所属→)(自由民主党→)(無所属→)(太陽の党→)(
称号社会学士(一橋大学、1956年)旭日大綬章
配偶者石原典子
子女4人長男・石原伸晃次男・石原良純三男・石原宏高四男・石原延啓
親族父・石原潔母・石原光子弟・石原裕次郎
公式サイト石原慎太郎公式サイト
選挙区(旧東京2区→)比例東京ブロック
当選回数4回
在任期間1999年4月23日 - 2012年10月31日
内閣福田赳夫内閣
職業作家
言語日本語
国籍日本
活動期間1955年 -
ジャンル小説・随筆・評論
主題不可知なもの、暴力、生と死
文学活動怒れる若者たち
代表作『太陽の季節』(1955年)『処刑の部屋』(1956年)『亀裂』(195
主な受賞歴文學界新人賞(1955年)芥川龍之介賞(1956年)芸術選奨(1971年
デビュー作『灰色の教室』(1954年)