たった一人の反乱
丸谷才一
出向を拒否して通産省をとび出し、民間会社に就職した馬淵英介は、若いモデルと再婚する。殺人の刑期を終えた妻の祖母が同居し始めたことから、新家庭はとめどなく奇妙な方向へ傾き、ついに周囲の登場人物がそれぞれ勝手な「反乱」を企てるに到る。――現代的な都会の風俗を背景に、市民社会と個人の関係を知的ユーモアたっぷりに描いた、現代の名作。谷崎潤一郎賞受賞作。
誕生 | (1925-08-27) 1925年8月27日 日本・山形県鶴岡市 |
死没 | (2012-10-13) 2012年10月13日(87歳没) 日本・東京 |
墓地 | 鎌倉霊園 |
職業 | 小説家、文芸評論家、英文学者 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 修士(文学) |
最終学歴 | 東京大学文学部英文学科卒業同大学院人文科学研究科修士課程修了 |
活動期間 | 1960年 - 2012年 |
ジャンル | 小説、評論、随筆、翻訳 |
代表作 | 『笹まくら』(1966年)『年の残り』(1968年)『たった一人の反乱』 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1968年)谷崎潤一郎賞(1972年)読売文学賞(1974 |
パートナー | 根村絢子 |
子供 | 根村亮(長男) |
親族 | 山本甚作(従兄弟)、落合良(甥) |