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あかね空

山本一力

希望を胸に、身一つで京都から江戸へくだった豆腐職人の永吉。己の技量一筋に生きる永吉と、それを支えるおふみはやがて夫婦となった。固く大きい江戸の豆腐と、やわらかで小さい京風の豆腐。好みの違いに悩みながらも、二人で精を出し、周囲に助けられ、ついに表通りに店を構える。その一方、家族にはだんだん気持ちのすれ違いが大きくなっていた。商売を引き継いだ三人の子らまで、豆腐屋二代の機微を描いた、第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説。

山本一力

山本 一力(やまもと いちりき、本名:山本 健一〈やまもと けんいち〉、1948年2月18日 - )は、日本の小説家。高知県高知市生まれ。東京都立世田谷工業高等学校電子科卒業。 == 人物 == 高知市に生まれる。高知市立江陽小学校卒業。生家は高知市の大地主であったが没落、14歳の時に上京。通信機輸出会社、大手旅行会社(近畿日本ツーリスト)、コピーライターなど十数回の転職を経て、1997年に『蒼龍』でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。2002年には『あかね空』で直木賞を受賞。
誕生山本 健一 (1948-02-18) 1948年2月18日(72歳) 高
職業作家
言語日本語
国籍日本
最終学歴東京都立世田谷工業高等学校
活動期間1997年 -
ジャンル時代小説
代表作『あかね空』
主な受賞歴オール讀物新人賞(1997年)直木三十五賞(2002年)
デビュー作『蒼龍』