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炎環

永井路子

京の権力を前に圧迫され続けてきた東国に、ひとつの灯がともった。源頼朝の挙兵に始まる歴史のうねりは、またたくうちに関東の野をおおいはじめた。鎌倉幕府の成立、武士と呼ばれる者たちの台頭——その裏には、彼らの死にもの狂いの情熱と野望が激しく燃えさかっていた。鎌倉武士たちの生きざまを見事に浮き彫りにした傑作歴史小説にして第52回直木賞受賞作!
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永井路子

永井 路子(ながい みちこ、1925年3月31日 - )は、日本の歴史小説家。本名は、黒板擴子(くろいた ひろこ)。茨城県古河市の名誉市民。 == 来歴・人物 == 東京市本郷区に生まれる。実父は来島清徳、実母は声楽家の永井智子。実父は生後数年で死去している。 母が一人娘だったため、母の実家を継ぐ目的で、血縁的には大叔父に当たる永井八郎治の長女として入籍。3歳で茨城県古河町(現古河市)に転居して、当地で育つ。
誕生1925年3月31日東京市本郷区
職業小説家
言語日本語
国籍日本
最終学歴東京女子大学国語専攻部
ジャンル歴史小説、評論
代表作『炎環』(1964年)『北条政子』(1969年)『雲と風と』(1988年
主な受賞歴直木三十五賞(1964年)女流文学賞(1982年)菊池寛賞(1984年)
パートナー黒板伸夫(夫)