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村上海賊の娘(四)

和田 竜

難波海での睨み合いが終わる時、夜陰に浮かび上がったわずか五十艘の船団。能島村上の姫、景の初陣である。ここに木津川合戦の幕が切って落とされた!煌めく白刃、上がる血飛沫。炸裂する村上海賊の秘術、焙烙玉。眞鍋家の船はたちまち炎に包まれる。門徒、海賊衆、泉州侍、そして景の運命はー。乱世を思うさまに生きる者たちの合戦描写が、読者の圧倒的な支持を得た完結編。

和田 竜

和田 竜(わだ りょう、1969年12月 - )は、日本の脚本家、小説家。大阪府生まれ、広島県広島市育ち。 オリジナル脚本『忍ぶの城』で第29回城戸賞を受賞し、同作の小説化作品『のぼうの城』が第139回直木賞候補。時代劇・時代小説を専門とする。 == 人物・来歴 == 大阪で生まれ、生後3ヶ月から広島県広島市安佐南区川内で育つ。「竜」という名前は、坂本竜馬が好きだった母が付けた。広島市立川内小学校を経て広島市立城南中学校2年の時に東京に引越す。綾瀬はるかは小中学の後輩。
誕生1969年12月 日本・大阪府
職業脚本家、小説家
ジャンル時代小説
代表作『のぼうの城』(2007年)『村上海賊の娘』(2013年)
主な受賞歴第29回城戸賞2014年本屋大賞