晴天の迷いクジラ
窪美澄
デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていたー。苛烈な生と、その果ての希望を鮮やかに描き出す長編。山田風太郎賞受賞作。
誕生 | 1965年 日本 東京都稲城市 |
職業 | 小説家 |
活動期間 | 2009年- |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『ふがいない僕は空を見た』(2010年) |
主な受賞歴 | R-18文学賞(2009年)山本周五郎賞(2011年)山田風太郎賞(20 |
デビュー作 | 「ミクマリ」(2009年) |
子供 | 息子[1] |