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犯罪小説集

吉田 修一

田園に続く一本道が分かれるY字路で、1人の少女が消息を絶った。犯人は不明のまま10年の時が過ぎ、少女の祖父の五郎や直前まで一緒にいた紡は罪悪感を抱えたままだった。だが、当初から疑われていた無職の男・豪士の存在が関係者たちを徐々に狂わせていく…。(「青田Y字路」)痴情、ギャンブル、過疎の閉鎖空間、豪奢な生活…幸せな生活を願う人々が陥穽にはまった瞬間の叫びとは?人間の真実を炙り出す小説集。

吉田 修一

吉田 修一(よしだ しゅういち、1968年9月14日 - )は、日本の小説家。 == 来歴・人物 == 長崎市出身。長崎県立長崎南高等学校、法政大学経営学部卒業。大学卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。 1997年、「最後の息子」で、第84回文學界新人賞を受賞し、小説家デビュー。同作で、第117回芥川龍之介賞候補。2002年、『パレード』で、第15回山本周五郎賞を受賞。同年には「パーク・ライフ」で、第127回芥川龍之介賞を受賞。
誕生(1968-09-14) 1968年9月14日(52歳) 日本・長崎県長
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士(経営学)(法政大学)
最終学歴法政大学経営学部
活動期間1997年 -
ジャンル小説
代表作『パレード』(2002年)『悪人』(2007年)『横道世之介』(2010
主な受賞歴文學界新人賞(1997年)山本周五郎賞(2002年)芥川龍之介賞(200
デビュー作「最後の息子」(1997年)