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対話篇

金城 一紀

「彼女が死んだのは、僕のせいなんだ」親しい人が非業の死を遂げる。そんな数奇な宿命を背負った友人が僕に語ったのは、たった一度の運命の恋の物語だったー(「恋愛小説」)。余命わずかな大学生と友人Kによる復讐劇を描いた「永遠の円環」、脳の疾病を抱えた青年と老弁護士・鳥越が、過去の記憶をたぐりながら旅をする「花」。悲しみに沈む者たちが、対話を通じて光を見出してゆく全3篇。切なくも愛溢れる、珠玉の中篇集。

金城 一紀

金城 一紀(かねしろ かずき、1968年10月29日 - )は、日本の小説家、脚本家である。埼玉県川口市出身。慶應義塾大学法学部卒業。 == 来歴 == 中学校までは民族学校(朝鮮学校)に通う。朝鮮籍から韓国籍に変えたのを機に日本の高等学校に通い、さまざまなジャンルの本を読む日々を過ごした。 大学1年の時、小説家を志すが執筆には早いと判断、卒業後の数年間まで膨大な数の作品を見て勉強した。同じく作家の本多孝好は、大学時代の同級生であり、本多の作品『dele』がドラマ化される際には、本多と共に脚本を担当した。 1998年、『レヴォリューションNO.3』で小説現代新人賞を受賞。
誕生(1968-10-29) 1968年10月29日(52歳) 日本・埼玉県
職業小説家
国籍日本(朝鮮籍から韓国籍を経て日本に帰化)
活動期間1998年 -
代表作『GO』(2000年)『SP 警視庁警備部警護課第四係』シリーズ(200
主な受賞歴小説現代新人賞(1998年)直木三十五賞(2000年)ザテレビジョンドラ