cover

BUTTER

柚木 麻子

結婚詐欺の末、男性3人を殺害したとされる容疑者・梶井真奈子。世間を騒がせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿と、女性としての自信に満ち溢れた言動だった。週刊誌で働く30代の女性記者・里佳は、親友の伶子からのアドバイスでカジマナとの面会を取り付ける。だが、取材を重ねるうち、欲望と快楽に忠実な彼女の言動に、翻弄されるようになっていくー。読み進むほどに濃厚な、圧倒的長編小説。

柚木 麻子

柚木 麻子(ゆずき あさこ、本名は非公開、1981年8月2日 - )は、日本の小説家。 == プロフィール == 東京都世田谷区に生まれる。恵泉女学園中学校・高等学校、立教大学文学部フランス文学科卒業。既婚。 大学時代より脚本家を目指してシナリオセンターに通い、ドラマのプロットライターを務めた。卒業後、製菓メーカーへの就職を経て塾講師や契約社員などの職のかたわら小説の賞に応募し、2008年に第88回オール讀物新人賞を受賞した。受賞作「フォーゲットミー、ノットブルー」を含む初の単行本『終点のあの子』が2010年に刊行された。同作は『本の雑誌』上半期エンターテインメントランキングで3位となるなど高評価を得た。
誕生(1981-08-02) 1981年8月2日(39歳) 日本・東京都世田
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育学士(文学)
最終学歴立教大学文学部フランス文学科
活動期間2008年 -
主な受賞歴オール讀物新人賞(2008年)山本周五郎賞(2015年)
デビュー作『終点のあの子』(2010年)
配偶者あり