迷宮
中村文則
胎児のように手足を丸め横たわる全裸の女。周囲には赤、白、黄、色鮮やかな無数の折鶴が螺旋を描くー。都内で発生した一家惨殺事件。現場は密室。唯一生き残った少女は、睡眠薬で昏睡状態だった。事件は迷宮入りし「折鶴事件」と呼ばれるようになる。時を経て成長した遺児が深層を口にするとき、深く沈められていたはずの狂気が人を闇に引き摺り込む。善悪が混濁する衝撃の長編。
誕生 | (1977-09-02) 1977年9月2日(43歳) 日本・愛知県東海 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(社会学) |
最終学歴 | 福島大学行政社会学部卒業 |
活動期間 | 2002年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『土の中の子供』(2005年)『掏摸』(2009年)『教団X』(2014 |
主な受賞歴 | 新潮新人賞(2002年)野間文芸新人賞(2004年)芥川龍之介賞(200 |
デビュー作 | 『銃』(2002年) |