幻の朱い実(上)
石井桃子
晩秋の武蔵野、明子は、烏瓜の実がたわわに垂れる家で、女子大時代の先輩蕗子と運命の再会をした。ゆたかな才能をもてあますように奔放に生きる蕗子と、くもりのない批評意識をもって日々を真摯に生きる明子。二・二六事件前後の激動の時代に、深い愛に結ばれ自立をめざして青春を生きた二人の魂の交流を描く。第四十六回読売文学賞受賞作。
誕生 | 1907年3月10日埼玉県北足立郡浦和町(現・埼玉県さいたま市浦和区) |
死没 | (2008-04-02) 2008年4月2日(101歳没) |
職業 | 児童文学作家翻訳家編集者 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 日本女子大学校英文学科卒業 |
活動期間 | 1940年 - 2008年 |
ジャンル | 児童文学 |
代表作 | 著作『ノンちゃん雲に乗る』(1951年)『子どもと文学』(1960年)『 |
主な受賞歴 | 芸術選奨文部大臣賞(1951年)菊池寛賞(1953年)子ども文庫功労賞( |
デビュー作 | 著作『ノンちゃん雲に乗る』(1951年)翻訳『プー横丁にたった家』A・A |