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芥川賞全集 第十九巻

町田 康/松浦 寿輝

昭和十年に始まった芥川賞が百一回を迎えたのは、日本近代文学の流れによりそうかのように、奇しくも時代が昭和から平成へと移ったときでした。第百回までの全受賞作を収録して好評を博した第一期・第二期十四巻に引き続き、文芸春秋八十周年記念出版として刊行される芥川賞全集第三期五巻は、新時代の文学の息吹を生き生きと伝える第百二十五回までの受賞作二十九篇を収録、既刊同様、選評、受賞者のことば、自筆年譜を併載しています。

町田 康/松浦 寿輝

松浦 寿輝(まつうら ひさき、1954年3月18日 - )は、日本の詩人、小説家、フランス文学者、批評家、東京大学名誉教授。毎日出版文化賞、高見順賞、読売文学賞選考委員。日本藝術院会員。 == 人物 == 東京都出身。幼少期から映画に親しむ。家のすぐ裏側が映画館であったと、初の映画評論集『映画n-1』の後書きに記されている。クリント・イーストウッド、ベルナルド・ベルトルッチ、特にアルフレッド・ヒッチコックの監督作品をこよなく愛しており、東大の映画講義でもしばしば言及する。ただし、ジャン=リュック・ゴダールに対しては、近年のあからさまなアジア蔑視に対して疑問を感じている。
誕生(1954-03-18) 1954年3月18日(66歳) 日本・東京都
職業詩人・小説家・フランス文学者・批評家
言語日本語
国籍日本
教育博士(学術)
最終学歴東京大学大学院仏文科
活動期間1982年 - (詩人として)1996年 - (作家として)
ジャンル小説・詩・評論
代表作『花腐し』(2000年)『半島』(2004年)『川の光』(2007年)『
主な受賞歴高見順賞(1988年)吉田秀和賞(1995年)三島由紀夫賞(1996年)
デビュー作『もののたはむれ』(1996年)