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ジニのパズル

崔 実

オレゴン州の高校を退学になりかけている女の子・ジニ。ホームステイ先でステファニーと出会ったことで、ジニは5年前の東京での出来事を告白し始める。ジニは日本の小学校に通った後、中学から朝鮮学校に通うことになった。学校で一人だけ朝鮮語ができず、なかなか居場所が見つけられない。特に納得がいかないのは、教室で自分たちを見下ろす金親子の肖像画だ。1998年の夏休み最後の日、テポドンが発射された。翌日、チマ・チョゴリ姿で町を歩いていたジニは、警察を名乗る男たちに取り囲まれ…。二つの言語の間で必死に生き抜いた少女の革命。21世紀を代表する青春文学の誕生!第59回群像新人文学賞受賞作。

崔 実

崔 実(チェ・シル、 1985年9月6日 - )は、在日韓国人三世の日本語で作品を書く小説家。 == 経歴・人物 == 日本の小学校を卒業後、朝鮮学校に進学し、その後アメリカに留学した。 2016年、「ジニのパズル」が第59回群像新人文学賞を受賞し、第155回芥川龍之介賞候補に選ばれる。小説家の辻原登は、「素晴しい才能がドラゴンのように出現した」と絶賛した。 == 略歴 == 「ジニのパズル」で、第59回群像新人文学賞受賞。第155回芥川龍之介賞候補。第33回織田作之助賞受賞。第104回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
誕生(1985-09-06) 1985年9月6日(35歳)
職業小説家
言語日本語
国籍韓国
ジャンル小説
代表作『ジニのパズル』(2016年)
主な受賞歴群像新人文学賞(2016年)織田作之助賞(2016年)芸術選奨新人賞(2
デビュー作『ジニのパズル』(2016年)